生徒になめられない方法
子どもというのは時としてシビアな所があります。「この先生は自分の言いなりになる」とか「自分よりも下だ」「恐れる存在ではない」と考えると、バカにしたりなめてかかってきたりします。このような生徒の態度というのは、一度決まってしまうとそこからひっくり返すのはかなり難しくなります。
最初に生徒に対して自分のことをどのように思わせるかを考えて、塾講師のアルバイトをしていきましょう。そこで重要なポイントになるのは、毅然とした態度を崩さないことです。
塾講師をしている人の中で、子どもに嫌われたくないと思う人が多いです。しかしこの意識があまりに強すぎると、例えば授業中生徒がおしゃべりをしても注意できなくなって、そのまま無視して授業を進めてしまうことがあります。親近感のある先生になろうとして、媚びを売っている感じが生徒に伝わってしまうと生徒はその先生をなめてかかります。
しっかりとダメなものはダメと毅然としかりつけることのできる塾講師の方が、生徒たちも慕ってくれます。
またどんなに生徒に対して厳しく接していても、自分に対して甘い所のある先生であれば、生徒はバカにします。たとえば、自分の机が散らかっている先生に「整理整頓をしろ」とか「自己管理をきちんとしなさい」といわれたところで心になにも響きません。しかも中にはそのことを指摘されると、「この方が合理的だ」といった感じで悪いことをしている認識を絶対に認めようとしない先生もバカにされる傾向があります。
また先生として威厳を見せることは確かに重要ですが、それを間違って解釈している人もいます。たとえば先生も人間なので、時にはミスをしたり間違ったりすることもあります。そのことをもしかすると生徒が指摘することもあるかもしれません。しかし明らかに自分が間違っているのに威厳を見せようとして、火を絶対に認めようとしない塾講師は、生徒もあまり関わりたくないと思いますし、陰ながらその先生のことを軽蔑するでしょう。